変化し続ける中国の美容院~今流行りの美容院とは?

今の中国では、とても大勢の女性たちが髪型と髪質にこだわりを持っています。

韓国式もしくは日本式をうたう美容院もたくさんあり、実際に韓国や日本で修業をしてきた美容師も少なくありません。

でもそんな中、日本にはない中国らしいポイントもあります。ここでは中国の自由な美容院をご紹介します。

◆今までの中国の美容院の特徴とは…

正直なところ、数年前まで私は中国で美容院に行く勇気がありませんでした。

美容院

主な原因は二つありました。

一つは髪が痛むのが怖かったことです。真黒な地毛が嫌いな私は常にカラーリングをしているのですが、カラーリングをしている中国人を見るとみんな一応に髪が痛んでいました。

なかにはまるでホウキのようにパサついた髪をしている人もおり、薬品の質も悪く、技術も良くなかったのだと思います。

もう一つの原因は、美容師たちが大勢店の中で待ち構えていることです。

中国では美容師になるのは男性が多いので、彼らがそろいのベストとタイトパンツを履いてホストのように出迎えてくるかと思うと、とても行く気になりませんでした。店のキャンペーン中の時など、髪の毛をばっちりセットした美容師たちが大勢店の前で呼び込みをしていました。

◆変わりはじめた中国の美容院事情

でも最近では美容院の様子は随分と変わってきました。

価格にも大きな差が出始め、カットが20元(300円)の店もあれば70元(1050円)ほどの店もあります。

なかには日本と変わらないほどの価格設定をしている店もあり、そうした店のほとんどが、日本人の美容師がオープンさせた店もしくは日本で長年修行をしてきた人が経営している店です。

価格は他の店の何倍何十倍もするのに、こうしたお店が大人気であることも驚きでした。

中国の富裕層は美容と健康に大きな関心があります。そのため、高くてもなるべく体に安心なパーマ液やカラーリング剤を使い、美しさを求めているようです。

そして、ここに来る人の多くが奇抜な髪型ではなくシンプルでナチュラルな髪型を好みます。

店の雰囲気も落ち着いたテイストのものが増え、ホストがうじゃうじゃいる(ように見える)美容院はだんだんと見かけなくなりました。私にとってはとても嬉しい変化で、中国でも気軽に美容院に行くことができるようになりました。

中国の美容院はだんだんと日本の美容院の雰囲気に似てきているように思います。

◆とはいえやはり中国らしさも…

でもある部分では中国らしさがしっかりと残っているんです。

例えば、デパートの一画に美容院がある場合、髪の毛を染めている途中の、あのてるてる坊主のような恰好のままウィンドーショッピングを楽しむ人を見かけます。

また、人手が足りない時に客が自分でドライヤーをかけて髪を乾かしていたり、美容師が「デジタルパーマだから動かないでね」と言って自分は刀削麺を食べていることも。

自由でおおらかな中国ならではの光景なんだな、と思います。

これからきっとさらなる変化があるであろう中国の美容院、どう変わっていくか楽しみです。